令和7年度カリキュラム・マネジメント研修の実施について

令和7年11月4日(火曜日)~6日(木曜日)に、当機構つくば本部において、「カリキュラム・マネジメント研修」を実施しました。(参加者数128名)

本研修では、1)各学校における教育課程の編成・実施の改善に関する専門的知見を活用して組織的な取組を推進する力、2)学校や地域の教職員の「カリキュラム・マネジメント」に関する専門性向上を推進する力、の育成を目的としています。

研修では、講義を通して、カリキュラム・マネジメントがなぜ必要なのか、評価・組織化の視点からどのように取組を進めれば良いかといった理論的枠組を整理したうえで、具体的な学校課題を題材とし、カリキュラム・マネジメントの進み方への理解を深めました。また、グループ演習では、実際にカリキュラム・マネジメントを推進していく際に必要となる視点や方向性の明確化が図られました。

研修参加者からは、

「自分が実践していることを、自分で『意味付け・価値付け』できた。さらにもっとこうしたらよくなるかもという具体的な案を立てることもできた。また、他の仲間と対話を通して、違う気付きを得られた。」

「カリキュラム・マネジメントは、今後の学校現場や教育活動において、『改めて取り組むもの』から『備わっているもの』になって行くことが理想であり、そのための研修としてとても意義があるものだと思います。」

「漠然と捉えている方も多いであろうカリキュラム・マネジメントの本質を理論として学ぶとともに、実践と往還しながら考えることができ、自身の教育観について視野を広げ、今後の実践に向けてモチベーションが高まることが確実に期待できます。」

といった感想をいただきました。

当機構としましては、参加者の皆様お一人お一人が抱く思いや実践を、カリキュラム・マネジメントの推進や研修での学びと結び付け、さらに更新していけるよう支援してまいります。また、その成果を全国の教職員の皆様の学びへと広げていけるよう、今後も工夫を重ねながら取り組んでまいります。